2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

56話 本とどう出会うか(3)

テレビ・ラジオの番組で 書評の番組やコーナーをあまり見ないので、私自身にはなんの影響力もない。一般読者にとっても、さほど影響力はないだろうと思う。何人かの編集者の話ではそうだったのだが、別の意見もある。 ちょっと確認したいことがあって、めこ…

55話 本とどう出会うか(2)

雑誌の広告で 雑誌をほとんど読まないので、雑誌の出版広告を読んで購入を決めるということもない。 新 聞 ・ 雑 誌 の 紹 介 記 事 を 読 ん で 紹介記事や書評などで、その本を買いたくなることはほとんどない。私が読む新聞の書評欄で、一年間にとりあげ…

54話 本とどう出会うか(1)

愛読者カード 新刊を買うと、愛読者カードが挟み込まれていることがある。かつてはよく書いたのに、最近あまり書かなくなったのは、著者や編集者に感謝の気持ちを伝えたいと思うような本に、ほとんど出会わないからだ。 愛読者カードには、「この本を何でお…

番外「 本屋は気楽な稼業か」への反論と解答

―「めし屋はいいな」― 特別寄稿:アジア文庫店主 まさか、前川さんに宿題を出されるとは思わなかった。「アジア文庫のレジ裏から」の更新が、あまりにも少ないことに、業を煮やしてのことでしょう。 「めし屋のオヤジと、本屋のオヤジと、どちらが気楽な稼業…

53話 本屋は気楽な稼業か

サラリーマンが定年後にやりたい職業といえば、ラーメン屋や居酒屋などとともに、古本屋 というのも人気が高いらしい。いずれも、組織にしばられない自由さを求めてのことだろう。古本屋の場合は、それと同時に、「本が好きで」、だから「一日 中、本を読ん…