2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

97話 まぼろしの烏龍茶

中国茶を初めて飲んだのは、たぶん小学一年生のときに行った横浜中華街の料理屋だろうと思うが、どんなお茶だったのかまったく覚えていない。覚えていない ということは、ひどく苦いとか、たまらなく臭かったという記憶もないということで、ジャスミン茶やプ…

番外 漢字変換の話(アジア文庫の場合)

アジア文庫 大野信一 前川さんのご指名とはいえ、漢字変換について話すには、私はふさわしくない。漢字の○○水準とか、○○コード、といったものがまるで分かっていないのだから。 ここでは、使い勝手のみで書かせてもらうことにする。これまで、ワープロや、い…

96話 漢字変換の話

原稿を手書きからワープロに変えたとき、友人たちからいくつかの経験談をきいた。 「注意しないと、やたらに漢字の多い文章になってしまうよ」 どういうワープロソフトを使うかにもよるが、変換の好きなソフトだと漢字が多くなるのはたしかだ。手書き時代に…

95話 皮肉なことに

海外旅行というのは、異文化理解に多大な貢献をするはずだと、なんとなく思っていた。日 本人が外国の地を訪れ、例え団体旅行であっても、写真やテレビではない実際の風景を目にし、街の音を聞き、そのなかで食事をしていれば、井の中の蛙時代と は違って、…