幕末に西洋に渡った使節団などの食文化ショックを日記から探った『拙者は食えん！ サムライ洋食事始』（熊田忠雄、新潮社）を書店で見かけ、「さて、買おうか」と考えたものの、「きょうもいっぱい買ったから、また今度ね」と棚に戻した。その数日後、新聞で…

新聞の折り込み広告のなかで、見もせずに捨てるのは、求人と墓地の広告くらいだろう。スーパーマーケットなどの実用情報は、行きつけの店だけ残し、あとは見ずに捨てる。ちょっとでも安く買うために、えらく遠い店まで遠征するタチではない。買う気はないし…

私は韓国研究者でもないし、とりたてて映画ファンというわけでもないが、考えてみれば、韓国映画はけっこう見ているような気がする。韓国に限らず、テレビドラマはあまり見ないが、映画だと、とりあえずは触手が動く。 どこの国の映画であれ、初めから見る気…

というわけで、前回ちょっと書いたように、「ついついモノのはずみで、注文してしまった」本がさっき到着した。イギリスに注文して、１週間で到着したわけではなく、この文章はまとめて書いているので、タイムラグは結構ある。現実は、注文後２週間ほど後に…

ロンドンの大英博物館のトイレットペーパーのことは、いまでもはっきり覚えている。トレッシングペーパーのようにつるつるの紙で、航空便用の便せんに似ていたが、便せんの紙よりまだ厚かった。だから、私は便せん用に少々いただいて利用していた。吸水性に…

知人がニューヨーク生活を終えて帰国して、久しぶりに雑談をした。もうとっくに４０歳を超えているのに、「私、ビールを注文したら、『身分証明書を見せてください』なんて、よく言われたのよ。未成年だと思われるのよね」などという自慢話から、バーやレス…