2012-09-05から1日間の記事一覧

437話 冨田先生が残したもの 前編   ―活字中毒患者のアジア旅行

冨田先生が亡くなった。 私は先生の教え子ではないが、いままでの功績を考え、大いにお世話になった感謝の意と、たまたま父と同じ1919年の生まれということもあって、敬意を表して「先生」と呼んでいた。私は誰に対しても「先生」とは呼ばない。「さん」づけ…