2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

510話 またしても、棟方本

本屋の棚で気になる本を見つけ、ページをパラパラとめくったら、「いかにも、前川好みの本だ」といわれそうな内容で、即購入決定! 帰りの電車で、バッグから本を取り出してよく見たら、著者に心当たりがあった。この著者の『スーパーマーケットマニア』(講…

509話 即席麺と街の麺料理

前回、『即席麺エサイクロペディア2 世界の袋麺編』(山本利夫)の話が途中で終わったので、続きを書いてみよう。私は即席麺はあまり好きではなく、カップ麺はまったく食べない。袋麺は以前に雑語林でも書いたようにマルタイ製品と日清焼そばの袋麺以外はほ…

508話 傑作2冊 『おみやげと鉄道』、『即席サイクロペディア2 世界の袋麺編』

「これはよくできているなあ」とか「おもしろいなあ」などと思いながら本を読んだのは、2010年に出た『ナマコを歩く』(赤嶺淳)以来だろうか。 まずは、『おみやげと鉄道』(鈴木勇一郎、講談社)だ。著者は1972年生まれの日本近代史が専門の歴史学者。内容…

507話 日々雑感 その2

■どこの家庭でも同じだろうが、新聞の勧誘がよく来る。先日来た勧誘は、いままでとちょっと違った。 「お宅、朝日ですよねえ」 「はい」 「でね、ひと月だけ、休んでもらえません? その間読売をとってもらって、また朝日と契約してほしいんですよ。洗剤とか…

506話 日々雑感 その1

■料理人や料理評論家や、考える力のないグルメリポーターといった人たちが良く使う「素材の持ち味を大切にして・・・」という言い回しが気に食わない。「素材の風味を生かすために、極力、熱を加えない」とか「余分な調味料は素材の香り奪うので、塩以外使わ…

505話 見ればすぐにわかる場所

例えば、テレビドラマや映画で、主人公が東京からどこかに行ったとする。行った先を文字で示さずに、映像を出して、「ああ、○○県(あるいは〇〇市)に行ったんだなあ」とわかる場所というのは、実はかなり少ないような気がする。「文字で表わさずに」という…