2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

829話 机の上の本の山 その2

ブックオフで買った『世界の果てまでイッテ食う』(ぶんか社、2015)は、流水りんこ、ヤマザキマリら漫画家17人が描く世界の食べ物アンソロジー。いわゆるコンビニまんが。活字の本に疲れたら読もうと思って買ったのだが、まだ読む機会がない。 『英語教師 …

828話 机の上の本の山 その1

本を読み終えたら書棚かゴミ箱か、しかるべき場所に置くのだが、机の上に置いたままにしていることもある。それは、まず、未読了の場合だ。読み始めたもののもう一歩リズムに乗れず、かといってどこかにしまうという気にもなれず、そのまま机に置いておく。…

827話 ラジオ番組テーマ曲 その3

FM東京の「ジェット・ストリーム」に対抗する番組として企画されたに違いないのが、NHKの「クロスオーバーイレブン」だ。1978年から2001年まで続いた長寿番組だ。オープニングはこんな具合に始まる。2009年から随時放送されたテレビドラマ「深夜食堂」…

826話 ラジオ番組テーマ曲 その2

前回、「丸井 ミュージック&モア」という番組に関して、「1970年代の後半や80年代に、夕方のラジオ番組をよく聞く生活をしていたわけではないので・・・」と書いたが、どうやら怪しくなってきた。音楽番組のテーマ曲を調べているうちに、NHKFMで16時か…

825話 ラジオ番組テーマ曲 その1

よく行く中古CDショップでは、うれしいことにときどき「10枚1000円セール」をやっている。30枚買ったとして、そのジャンルや歌手をすでに知っているというのは5枚程度で、あとは勘によるジャケット買いだ。その結果、「なんだ、これ」と失望するのはせいぜ…

824話 喫茶室のある飛行機を調べていたら、大変なことになった。その5

深夜のテレビ番組「タモリ倶楽部」を見ていて、何冊もの本を思い出した。この航空会社コラムを書いているときの放送だった。その夜の番組特集は「アフリカのデスメタル」。解説者に心当たりはないが、どこかで見たような名前だ。濱崎誉史朗。さて、どこで見…

823話 喫茶室のある飛行機を調べていたら、大変なことになった。その4

1964年4月、日本は海外旅行を自由化した。それに合わせて、パンナムは日本人のスチュワーデスを7名採用した。ほかの航空会社でも、日本人を採用した。雑誌IFE」アジア版(1966年5月1日号)の特集は、「A Japanese in every jet」、つまり日本人スチュワーデ…

822話 喫茶室のある飛行機を調べていたら、大変なことになった。その3

内容がよくわからないまま注文しておいた『パン・アメリカン航空と日系二世スチュワーデス』(クリスチャン・R・ヤノ、久美薫訳、原書房、2013)も届いた。パンナム本は、すでに『パン・アメリカン航空物語』(帆足孝治、イカロス出版、2010)は読んでいる…

821話 喫茶室のある飛行機を調べていたら、大変なことになった。その2

紆余曲折があったものの、1951年8月、日本航空株式会社が設立された。設立当時の常務の名前を見て、また調べたくなった。その人の名は、森村勇だ。森村市左衛門とその弟豊が作ったのがTOTOやノリタケや日本碍子(通称の表記は「日本ガイシ」)などの森村グル…

820話 喫茶室のある飛行機を調べていたら、大変なことになった。その1

この雑語林の728話(2015.8)で、警視総監のアメリカ旅行の話を書いた。その中で、こういう文章を書いた。 「パン・アメリカン機内で。『退屈しのぎに階下の喫茶室に下りて、コッカ・コーラーをスチュアー・デス嬢に貰って飲んだりした』(原文ママ)。1953…