2018-11-04から1日間の記事一覧

1193話 プラハ 風がハープを奏でるように 第2回

誰も気候の話を信じてはならぬ 「わたしの一家がプラハに移り住んだのは、一九五九年の十一月で、すでに気温は氷点下一〇度を下回る日々が続いていた」(『旅行者の朝食』米原万理、文春文庫、2004) 「チェコに行こう」と決めて、ずっと前に買ったチェコ関…