2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

1420話 音楽雑話 第2回

ジャズの時代以後 日本でも、ジャズの歴史は古い。戦前期にもジャズの時代があった。その昔は、おもにアメリカの大衆音楽をすべて「ジャズ」と呼んでいた時代があった。ヨーロッパ起源の音楽でも、ヒット曲を歌う場合も、「ジャズ、ジャズソング、ジャズ小唄…

1419話 音楽雑話 第1回

「4歳児をなめんなよ」 あるテレビ番組で、4歳の時に両親が離婚することになって、いろいろ苦しんだという男の話を受けて、おぎやはぎの矢作兼が「4歳児をなめんなよ」と言った。矢作自身、小さいころ両親が離婚することになり、父と暮らすか母と暮らすかの…

1418話 下品な料理

世間では、刺身は上品で、アラの料理は下品だと考えている人がいるらしい。あるいは、ヒレ肉やサーロインの料理は上品で、内臓料理は下品だと考えている人がいる。そういう考えにはくみしないが、下品な料理はたしかにある。 資料を探すとこれから半日かかる…

1417話 空想・将来の仕事 「下町ロケット」は嫌だ

自分が、今もし高校生で、将来の仕事を考えたとすると、どういう仕事を選ぶだろうかという空想をした。「なぜ、そんな空想を?」と問われても、「ヒマつぶしです」としか答えようがない。 いろいろな職業を思い浮かべて、「これはどうだ」とあれこれ考えてい…

1416話 それでもなりたい公務員?

この「ご時世」だから、今後確実に変わっていくことがいくつもあると思う。決して大げさではなく、仕事のやり方やマスコミ事業にしても、変わっていくことは百でも二百でもあると思う。すぐにでも思い浮かぶのは、日本はいままでよりもいっそう「抗菌社会」…

1415話 数字は、数字

かつて、インタビューのつまらない質問について、このアジア雑語林で書いたことがある。つまらない質問のひとつが、「あなたにとって○○とは?」というものだった。いまから30年以上前には流行った質問だが、21世紀の今になっても、手あかがついたその手の質…

1414話 食文化の壁 第12回

外国料理と初めて出会う いままで私が描いてきたのは、食における異文化衝突を分析したらどうなるかという想像あるいは感想である。「日本人は、この手の料理が苦手だろうな」と、想像して書いたのだが、実際に感想を書き残した人はいくらでもある。 幕末に…

1413話 食文化の壁 第11回

接触と衛生感覚 新型コロナ感染により、興味深いニュースを知った。韓国では、親愛の情を示すひとつの方法として、食事中に自分の箸でつまんだおかずを相手の茶碗にのせるという行為がある。主に親が子供にしてあげる愛情表現なのだが、「感染の恐れあり」と…

1412話 食文化の壁 第10回

食事時間 長年、添乗員として日本人客を世界に連れて行った人にインタビューをしたことがある。「日本人旅行者と食事」をテーマにいろいろ話を聞いた。その昔、1970年代から80年代初めあたりまでは、ヨーロッパ旅行の食事の1回は日本料理店に行くスケジュー…

1411話 食文化の壁 第9回

温度 ユーチューブで、紅茶通の人やイギリス人が力説する「おいしい紅茶の入れ方」が、私にはチャンチャラオカシイと思えてしまうのだ。 例えば、こういう解説だ。 1、ポットに熱湯を入れてあたため、その湯をカップに注いでカップも温める。 2、ポットに茶…

1410話 食文化の壁 第8回

お茶と甘さ 自宅でのんびり過ごしている方が多いからか、このコラムに対して「シェア」という人が今までになく多いのだが(SNSに疎いので、その意味がわからないものの・・・)、この「食文化の壁」シリーズの第2回(1404話 乳製品)だけがいつまでも「シェ…

1409話 食文化の壁 第7回

外国料理の壁 淡水魚 タイの食文化の本を書こうとした時の話だ。野菜やスパイスや魚貝類や調味料など、料理に使うすべての食材を調べることから始めようと思った。野菜や果物の調査は素人だけに資料探しに数年かかったが、比較的楽だった。スパイスやハーブ…

1408話 食文化の壁 第6回

外国料理の壁 甘さは障壁か タイ料理や韓国料理で「嫌だな」という味は辛さではなく、甘さだ。西洋人から「日本の料理は甘い」と指摘されることがあるが、日本も古くから料理が甘かったわけではない。サトウキビから砂糖を取り出すのは、西洋の植民地になっ…