2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

1815話 雑話の日々 その6

■性別 「高校入試願書の性別欄、東京都が23年から削除 46道府県は既に廃止」というニュースが、毎日新聞に出ていた。全国の公立高校の願書の性別欄をなくしたということは、受験に性別など原則として関係ないということだろう。 国立のお茶の水女子大学の願…

1814話 雑話の日々 その5

■宗教 知人誘われて、イスラム教を解説する講演会に出席した。講演者は昔から知っている人で、いまではイスラム教の広報を生業にしている日本人だ。会はきっと荒れるなと思ったら、やはり荒れた。荒らしたのは、私だ。 「イスラムは平和の宗教です。我々の挨…

1813話 雑話の日々 その4

■先行研究 こんな研究をしている人はほかにいないだろうと思ったら、関連する論文がいくらでも見つかったというようなことを書いていたのは、ナマコの社会史研究に手をつけた鶴見良行だ。 日本人の海外旅行史の研究をしていた時に気になっていたのは、「1964…

1812話 雑話の日々 その4

■続美人 たまたまある会で知り合いが集まったので、会の後、いっしょに食事をすることになった。いずれも出版関係の人たちだ。テーブルを囲んでアジア料理を食べた。食事が進むなか、ライターが編集者に言った。 「あなたの会社、考えてみればみんな美人よね…

1811話 雑話の日々 その3

■美人3話 それぞれ別の機会に書いたことがある話題だが、この際まとめて紹介する。 残念ながら、昔から美人とは縁がない。電車で会う程度の美人を見かけることはあっても、思わず立ち止まるとか、2度見するというほどの美人にはなかなか出会わない日常を送…

1810話 雑話の日々 その2

■書店にて 今年2度目の神保町散歩をしたときのこと。その前に用があったので、神保町に着いたのが午後のかなり遅い時間だったので、のんびり散歩する時間はなかった。水道橋駅から靖国通りに南下する通りの古本屋は、ほとんどシャッターが下りていたり飲食…

1809話 雑話の日々 その1

■無能なデザイナーをクビにしたい。 デザイナー、特にインダストリアル・デザイナーに殺意を抱くことがある。例えば、こういうときだ。 店でシャンプーを選ぶ。まったく同じ容器に入っているふたつ。ラベルデザインもまったく同じで、これはどう違うのかとよ…

1808話 若者に好かれなくてもいい 追加編

「若者に好かれなくてもいい」という連載は前回で終わる予定だったが、大学教授が書いたでたらめ本について書いたことを思い出した。アジア雑語林の「検索」欄で調べても出てこないので、「あれっ?」と思い調べると、以前、アジア文庫発行の小冊子に書いたの…

1807話 若者に好かれなくてもいい その7

説教とは違うが、助言、英語ならアドバイスか。注意、指摘など善意によるものでも、受け手には「粗さがし」「重箱の隅をつつく」「バカにして・・・」「偉そうに・・」「上から目線で・・」などと受け取る人がいる。 知り合いの大学教授が書いた本を読んでい…

1806話 若者に好かれなくてもいい その6

不注意な旅行者は、若者に限った話ではないし、旅の経験が乏しい人に限った話でもない。 芦原伸という旅行作家がいる。私の趣味嗜好と方向が違うので、この人の文章をほとんど読んだことがないのだが、戦後の旅行史や旅行マスコミの資料として、自伝『旅は終…

1805話 若者に好かれなくてもいい その5

高田純次が、若者に嫌われないようにする注意点としてあげた「説教をしない」ということも、「説教」の内容や、受け手の意識の問題があるように思う。 「怒られる」と「しかられる」は、違う。怒りを表に出したのが「怒る」だが、「しかる」は注意であったり…