2025-05-01から1ヶ月間の記事一覧
我がパソコンにこの原稿が残っているが、どこかに発表したものか記憶がない。2008年に書いたようだが、下書きだったかという記憶もまったくない。内容からして「旅行人」に書いた原稿だろうが、書いた記憶がない。すでに発表した原稿かもしれないが、書いた…
未読の本が山と積んであるのに、『食からみる台湾史』をどうしても読みたくなり、注文。その本がたった今届いた。予想どおりすばらしい。早く読みたい。今読んでいるのは、『市河晴子紀行文集 欧米の隅々』(素粒社)。1930年代に夫の東京帝国大学教授市河三…
海外旅行とデジタル世界。ここ数十年の旅行史では非常に重要なテーマなのだが、前川が苦手とする分野なので、深く調べる気力熱意がない。なにしろ、スマホを持たない旅行者なのだから。その私でさえ気がついた事柄を以下に書きだしておく。各自加筆してより…
私が旅を始めた1970年代は、日本の国力はまだ弱く、日本円もパスポートも力がなかった。ヨーロッパからアジアに来た旅行者がビザなしで入国できても、日本人はビザを求められる国が少なからずあった。時を経て、日本のパスポートが力を持ち、盗難事件偽造事…
このメモに手を入れているときに部屋に流れているのは、”SOUL TRAIN 70’DISC HITS”(中古CD店で200円。FUNK MUSICが好きだ)と”Always say Goodbye”(Charlie Haden Quartet West”。そうそう、つい先日NHKBSで放送していた昔のイギリスの音楽番組「MUST BE UK…
パソコンに残っていた旅券関連年表のメモを3回にわたって紹介する。福島県の資料「旅券関連年表」などを基に作成した。このメモを書いたときには、まだ『パスポートの発明』(2008)や『パスポート学』(2016)は出版されていない。パスポートのことは今も…
2007 7 那覇空港で中華航空機炎上。乗員乗客全員無事。 10 クイーンエリザベス2世号、最後の日本寄港。 11 ミシュランガイド東京版発売。 出版:『世界屠畜紀行』(内澤旬子)/『横浜コトブキ・フィリピーナ』(レイ・ベントゥーラ)/『旅の恥はかき捨てです…
2006年出版の『京都大学探検部1956~2006』や『ユースホステルに託した夢』などは、若者の旅を研究する必読書なのだが、バックパッカー研究論文の「参考文献」には入っていない。海外旅行が制限されていた時代の若者は、大学の山岳部や探検部に入って、登山…
3巻本の『朝鮮語大辞典』(角川書店、1986)を編んだ塚本勲が書いた辞書誕生のいきさつ『朝鮮語を考える』を読む。関係者に朝鮮半島の「北派」と「南派」がいるから、両派から尋常ではない圧力がかかったというのは予想されたことだ。塚本と同じ大阪外国語大…
今朝、ステレオの前に置いたのは、Gloria Estefan”mi tierra”(彼女の歌はスペイン語で聴きたい)、The Cannonball Adderley Quintet”74Miles Away”(ピアノはジョー・ザビヌル)、そしてコンピレーション”Roots of Soul 50 Original Gems”。この”NOT NOW MU…
スコットランドの古書店主のブログ日記『ブックセラーズ・ダイアリー2』は期待通りのおもしろさ。引き続き、吉祥寺の書店主が書いた『旅のことばを読む』のあと、すぐに『「本の雑誌」炎の営業日記』を読む。予備知識も期待もなく読み始めたら、望外のおも…
ちょっとした気のゆるみで、散歩中にタイ料理店に入ってしまい、まずい飯を食わされることになった。店内に流れていたのは、たぶんไมค์ ภิรมย์พร。帰宅したらタイ歌謡を聞きたい気分だが、CDを取り出すのは面倒なのでYoutubeで、ต่าย อรทัยやตั๊กแตน ชลดาな…
この年表で紹介している映画は、資料を集めて記載したものもあり、8割ほどしか見ていない。出版物は旅行や外国語のガイドブックを除けばあらかた読んでいるから、内容を確認して年表に加えている。基本的に、本を借りて読むことはしないし、旅の本ばかり読ん…
1990年代に入り、ベトナム、ラオス、カンボジアの観光旅行も比較的楽に出かけられるようになったが、ビザ代金は高く、その手続きは面倒だった。『地球の歩き方 ベトナム』などが出版されるのは90年代半ば以降になる。機内禁煙とバリ島・ベトナムの時代の到来…
午後は、ワールドミュージック3枚組CD”Beginner’s Guide to The World”を聞く。コンピレーション(寄せ集め)盤だから手元に置いてあるのだが、汗が吹き出るような音が聴きたくなって、アフリカのCDを入れている箱をあさる。ステレオ用の高いスピーカー…