2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2147話 マレー紀行 2025 16クアラ・トレンガヌ 2

今回は、思い出した横道話と写真の回にする。 クアラ・トレガンヌに行く数年前のことだから、ずっと昔のことだ。 カリフォルニア州ロサンゼルス郡のバーバンクで友人の家を探そうとした。もちろんスマホのない時代で、地図もない。自動車もない。わかってい…

2346話 マレー紀行 2025 15 クアラ・トレンガヌ 1

コタバルに続いて40年ほど前にたった一度行っただけのクアラ・トレンガヌの思い出も、たいしたことはない。道路に面した家の一階は食堂になっていて、店頭で男が料理をしている。油が焼ける煙と匂いが道路に流れ出している。「うまいぞ。さあいらっしゃい」…

2345話 マレー紀行 2025 14 コタバル市場

マレー半島東海岸に初めて行ったのは、おそらく1980年前なかごろだったと思う。散歩してあまりおもしろい場所ではないから、それ以後足を踏み入れたことがなく、今年、40年ぶりに再訪することになった。その旅行企画は、マレー半島の山の中を旅してみたかっ…

2344話 マレー紀行 2025 13 資料

いつもの旅なら、旅行先が決まった時点である程度の資料を読み、帰国後は頭に充満している疑問を解決してくれる資料を探してアマゾンに発注し、たちまちのうちに届いた本が山になるのだが、今回は旅先で買った本は1冊だけ。“Good Morning! Malaysia breakfas…

2343話 マレー紀行 2025 12 スマホ

今回の旅にはスマホを持ってきたのだが、結果的にはほとんど使い物にはならなかった。Lineはできるから、日本との通信は問題なかったが、グーグルマップはもちろん、グーグル検索もできない。初めから見る気はなかったが、ユーチューブなど動画も見ることが…

2342話 マレー紀行 2025 11 時給1350円

毎日誰かとしゃべっていた。たいていは道を聞いたあとで多少の言葉のやり取りがある程度だが、それが立ち話になることが何度かあった。 その日はブキット・ビンタンから宿のあるチャイナタウンまで歩いて帰ろうと思った。電車ならすぐだが、それではおもしろ…

2341話 マレー紀行 2025 10 エスカレーター

クアラルンプールのエスカレーターは考察の余地が充分にある。 クアラルンプールの都市交通は、高架鉄道と地下鉄の組み合わせで、おそらく地下も路線を交差させるために何層かになっているようだ。だから、地下ホームに降りる長い長いエスカレーターが、地下…

2340話 マレー紀行 2025 9 自動販売機

『バンコクの好奇心』(1990年)を書いたときに、自動販売機設置条件について考察した。クアラルンプールで、そのことを思い出した。私が書いた設置条件とは、次のようなものだった。 人件費が安いこと。 自販機で売る商品が自国で生産できるか、輸入する経…

2339話 マレー紀行 2025 8 もう腹が立つ!

クアラルンプールの都市交通に大いに苦情がある。以前より格段に鉄道路線数は増えたが、運営やメンテナンスに大いに問題がある。もう、それはひどいものですよ。 ある大きな駅で、まず電車の切符(トークン。プラスチックのコイン)を買うことにする。自動券…

2338話 マレー紀行 2025 7 自動車

あれは20年くらい前だったか。マレーシアの島ペナンの街を歩いていたら、変な感覚に襲われたことがある。道路に見覚えがない車が何台も走っている。歩道から眺める景色がタイの路上とまるで違うのだ。マレーシア製の車は知っているから、まったく見たことの…

2337話 マレー紀行 2025 6 旅番組のような話 3

イポーでの遅い昼食をとりながら、若社長と雑多な話をした。点心のあと何か食べたいので、麺屋台のメニューを眺めた。この店は、屋台に場所を貸しているような形態で、点心店のほか麺料理などがある。便宜上「麺料理」と書いたが、麦+面で麺という漢字が表す…

2336話 マレー紀行 2025 5 旅番組のような話 2

食堂での会話は、私の趣味で言葉の話を聞いた。 「使える言葉を得意な順に並べると、どうなります?」 「なんといっても、マンダリンが1位ですね。中国語学校で教育を受けたから」 マンダリンをどう訳そうか。北京官話、標準中国語、中国で普通話、台湾では…

2335話 マレー紀行 2025 4 旅番組のような話 1

イポーに着いたのは昼過ぎだったが、宿まで歩いて行ったからけっこう時間がかかった。2キロ弱の距離なら、荷物(ショルダーバッグ)を肩にかけたまま歩けるなと想定し、実際歩いて行った。こういう移動をしたいから、ゴロゴロ・キャスターのトランクは使わな…

2334話 マレー紀行 2025 3 映画のような話

マレーシア到着は深夜になり、翌日にはクアラルンプールを出てしまうので、宿泊先はKLセントラル駅(KLは、クアラルンプールのこと)近くにした。空港からのバスはここに着くし、地方に出るのもこの駅からだ。 深夜に宿探しをするのはいやなので、ホテルは日…

2333話 マレー紀行 2025 2 観光税

インターネットで「マレーシア旅行」を検索すると、ありきたりの観光情報を除けば、あまり評判がよくない。「おもしろくない」という意見が少なくない。そういう感覚は、実はよくわかる。私も、同じように感じている。マレーシアは生活するには便利だが、「…