2026-02-01から1ヶ月間の記事一覧
私が銀座の中国料理店でコック修行をしていたころ、まかない飯を作るのは、われわれ若手数人の仕事で、ときどき先輩が「今日は、俺が作る」と、自分が食べたいものを作ることがあった。注文の間違いや、仕込み過ぎて残ってしまった食材など、高価な材料を食…
そのスーパーマーケットはわりと大きかったが、日本のスーパーの感覚でいうと、売り場面積に対して肉や魚や野菜など生鮮食料品の売り場面積が狭い。しかも、商品の鮮度があまりよろしくないと感じた。おそらく、鮮度を求める客は、近所の市場に行くのだろう…
その土地の食文化を調べるには、それが都市なら市場とスーパーマーケットの両方に行ってみたほうがいい。市場で生鮮食料品のバラエティーを見て、スーパーマーケットで食材の名称や価格や、調味料なら使用食材のチェックなどをする。 クアラルンプールの中心…
客の要望で、南インド料理店でも北インド料理を出すということで思い出したのが香港だ。 1990年代のある日、たまたま私が香港にいるときに、東京から友人が遊びにやって来た。カネをたっぷり持っている友人は、「なんでもごちそうするよ。適当な店に案内して…
あれはもう40年以上前になるだろう。ペナンのインド人街にトタン屋根と細い柱だけの食堂があった。壁がないから、学校の自転車置き場に似た建築物だ。長いテーブルに長椅子があり、テーブルにはバナナの葉が置いてある。椅子に座ると、注文などしなくても、…
コタバルの宿は街の中心地からはちょっと外れていて、そのせいで宿の向かいに大きなショッピングセンターが建っていた。新しいショッピングセンターかと思ったが、10年くらい前からあるそうで、どうやら改装工事をやって、新しそうになったらしい。1階は安め…
地下のその食堂に入り、自分でテーブルまで運んできた料理を見て、既知感を覚えたのは当たり前で、コロナ禍前にもこの店に来ていたことに気がついた。愛用の店というのではない。店名さえ知らないのに、同じ店に入った理由は、入り口の看板だ。「雞飯」とい…
クアラルンプールの国立博物館は、たぶん過去2回来ていて、「まあ、つまらん」という印象しかないが、「21世紀になって多少マシになったか」というかすかな期待を込めて行ってみたが、あいかわらずだ。入口に置いてあった人力車が館内に移っていたが、だから…
若者が集まるおしゃれなカフェ事情は知らないが、ショッピングセンターのカフェに入ったことがある。甘くないコーヒーを飲みたかったからだ。メニューを見ると、”Jasmine Green Tea”が目に入り、その右を見ると、”Pot”とある。よし、今日はお茶のがぶ飲みに…
susuの話をしておこうか。店で「teh」とか「copi」と注文すれば、練乳入りの甘い飲み物だということは共通認識で、屋台なら客は通常氷入りの冷たい飲み物を注文しているのだろうと解釈されるが、食堂などの場合は、「熱いの? 冷たいの?」と確認されること…
まったくおしゃれではない、古くからある食堂の飲み物メニューならほとんど解読できるだろうと思ったが、わからない商品もあった。ここでは、紅茶tehを例にする。 中国料理の食堂のメニュー。マレーシア語と中国語の知識を総動員して、メニューを解読する。…
今回マレーシアに来て、「おい、おい!」と言いたくなったのが、紅茶だ。 私の知識では、マレーシアの紅茶は2種類あって、ひとつは日本人にもなじみの姿で、カップの赤い液体にミルク(加糖練乳)を注いだものだ。中国人経営の食堂では、コーヒーと同じ「国…
暑い。甘すぎるが、氷を溶かしながら飲めば、少しはましになると思いつつ、アイス・ミルクティーを注文した。 「Teh es」(テ・エス)というと、飲み物屋台の若い男はニヤッとした。「インドネシアへ行った?」 あ、そうそう、と気がついた。私が口にしたの…
インドネシア語でトイレや浴室を意味する語は、kamar kecil(カマル・クチル)といい、直訳すれば「部屋・小さい」である。トイレを調べていてわかったのは、kamarはkamerというオランダ語が元で意味は同じで「部屋」。マレー語ではbilik(発音はビリックでは…