野外建物博物館 その5
今回は、バルト三国の真ん中の国、ラトビアの古民家を紹介する。
リーガ市外から北東に進み、広い川を越えると、湖に面して野外建築博物館がある。
このように屋敷全体を再現したものと、家一軒だけ再現したものもある。それぞれの建物に移築・再現した意味があるのだろうが、残念ながら来園者にはわからない。詳しいガイドブックか、音声ガイドが欲しい。
三か国の野外建物博物館全体でも、このような瓦屋根の家は珍しい。
こういう屋根も丸太というのログハウスは、ほかで見ていない。あやふやな記憶では、ここは住まいではなく、物置きだったと思う。
藁ぶき屋根の丸太小屋。
昔の雰囲気を出すために、刺繍をする女性がいる。室内外のコントラストが強いので、「シャッター押すだけ写真家」の私の腕では、うまく撮れない。
園内の野外食堂。寒い季節はごく一部だけの開放なので、当然食堂は閉鎖されているだろうが、雨の日も営業不能だろう。ジャガイモとソーセージなど、まあ、ラトビアの料理とはいえるが、紙皿とプラスチックのスプーンとフォークはなあ・・・と、思う。安くはないが、特別高くはない。
玄関前のこの空間については、次回詳しく書く。
ドアにハートの切り抜きがある小屋については、1308話ですでに書いた。そのとき紹介したのとは別の建物の写真。当然、この時は、この小屋の意味をまだ知らなかった。
家の管理人がこれらの家庭菜園の栽培者らしい。だから、本当の個人住宅のようで、そこに自由に入ることができてる。歓迎のことばをかけてくれるのはうれしい。できることなら、紅茶やコーヒーの1杯でも出してくれて、生活の話が聞けたら嬉しいのだが、それは高望みらしい。