落穂ひろい その3
■フランク・ザッパ・・・リトアニアの首都ビリニュスのホロコースト展示館を見た後、これからどこに行こうかと市内地図を眺めていたら、すぐ近くに「フランク・ザッパ像」があることがわかり、行ってみることにした。
ロックにほとんど興味のない私は、フランク・ザッパ(1940~93)といっても、「変な音楽が好きなロックミュージシャン」という程度の認識しかなく、その音楽もまともに聞いたことがない。だから、私の興味は、ザッパはリトアニアとどんな関係があったのかという点だった。
道路脇の、ちょっとした広場にザッパ像があったが、詳しい説明板はない、像の向かいのビル1階に”Zappa Square”という看板があった。
フランク・ザッパ像とは、これだった。
ザッパやこの像に関する説明はない。
このビルの1階に"ZAPPA SQUARE"という看板が掲げてあった。
次のHPを読むと、ザッパのファンが、経営する図書館や、共同オフィスやジムやアパートらしい。たぶん、このザッパ像も、この会社が建てたのだろう。帰国後、ザッパとリトアニアの関係を調べたが、わからなかった。
■ベンチ・・・ヨーロッパのどの街にも、ベンチがあるのがありがたい。毎日歩き回っているから、休憩場所が欲しい。スーパーマーケットで買ったスナックなどをつまみつつ、ベンチで休息。公園そのものはあまり好きではないが、ベンチから人々を眺めているのが楽しい。ヨーロッパの街の散歩が好きなのは、ベンチの存在が大きいとつくづく思う。日本語でカフェテラスと呼ぶ歩道上の喫茶店は高額なので、私はほとんど利用しない。のどが乾いたら、ベンチでペットボトルの水を飲んでいる。
どこの国に行っても、こういうベンチがあり、重要な街の生活用具になっている。
■暑い・・・この文章を書いている今、2020年の東京オリンピックのマラソンは、東京はあまりに暑いから札幌に変更すると正式に決定したところなのだが、日本よりもはるかに北にあるバルト三国の6月も、日中はかなり暑かった。湿度は低かったが、気温は30度を超えることが多かった。
そういう暑い日の午後、公園に行くと、芝生の上にマットを敷いて寝ている水着姿の人を見かける。暗く寒い冬の反動で、できる限りの熱と光を浴びて幸せになっているのだ。おばちゃん世界に1歩踏み込んだ人たちの日向ぼっこはすごかった。乳母車を木陰に集め、その母親たちは芝生に車座になり、ブラウスを脱いで上半身ブラだけになり、談笑している。北欧やドイツあたりなら、公園で上半身裸という人たちもいるだろうから、それを思えばまあ、いいのか。しばし、羞恥心について考えた。
リトアニアのビリニュスの朝は、いつもこの店から始まった。宿から歩いて10分くらいかかる店だが、気に入っていた。何も言わなくても水がついてくるあたりは、日本風だ。ある朝この写真を撮っていると、左目にボロ布のようなものが通り過ぎるような気がして、横のカウンターを見た。
おいおい、という光景で、これは布かシャツか。涼しい服装にもほどがある。