2194話 ソウル2024あるいは韓国との46年 その89

ソウルスナップ 2

 引き続きソウルスナップを。

 知り合った韓国人に「東大門近くで、ロシア関連の商品ばかり扱っているビルを見つけたよ」といったら、「あのあたり、『スタン』の人たちが多いんですよ。カザフスタンとかウズベキスタンとか・・」という解説をしてくれて、その人物の学識に驚いた。浅学の私は、キリル文字が見えたとたん「ロシア語だ」と思い込んでしまったが、キリル文字を使う言語はロシア語のほか、ブルガリア語、セルビア語、ベラルーシ語、ボスニア語など数多い。スラブ地域の知識がないからだ。そして、ロシア語を使っているからロシア人だとは限らないというのも、中欧から東欧の常識だ。

 

 韓国のカレーは学校給食のカレーのように、黄色いだけで辛くないのは知っているから、それとは違うカレー店の看板。韓国人経営の日本式カレーのチェーン店「あびこ」。インターネットで「ソウル カレー」で検索すれば、韓国標準の黄色いカレーがいくらでも見つかる。

 好奇心を押さえきれず、つい店内に足を踏み入れて、注文。ビーフカレーは日本の味。大根キムチと福神漬け付き。食べながら、「韓国に来ているのだから、やはり韓国標準の真っ黄色の辛くないカレーを食べるべきだったかな」と少々反省。「美味かどうかより食の変遷が重要な研究テーマ」だと日頃考えているのだが、「給食カレーは食いたくないなあ」という感情が強く、「欧風カレー風」を注文した。食欲は、ときに理性を失わせる。

 

 果物屋の商品を見て、1990年代初めでも、バナナなど熱帯の果物は貧乏サラリーマンには手が出ないほど高額だったことを知っているから、しばし感慨にふける。1980年代末のバナナ事情は、このブログの1390に書いた。

 ライブハウスというよりは演芸場かキャバレーの看板のようで、時間に余裕があればこういう店に行くのもおもしろそうだ。芸能に足を踏み入れると、ひと月遊べそうな予感がする。

 

 

 赤い文字は「サウナ」。韓国の温泉マークを最初に見たのは銭湯の看板だった。

 

 麺専門店。カウンター席があったので、気になってスナップ。写真では小さくてよくわからないが、客は丼に口をつけて汁を飲んでいる。

 

 

1980年代までの新宿駅南口はこんなだったなあと思い出しつつ・・・。

 

 ソウルスケッチはまだ続く。