古本屋マンガ『本なら売るほど』は佳作。そのせいで、おもしろいことがわかっているが、未読の本が多すぎて買うのを我慢している『ブックセラーズ・ダイアリー2:スコットランドの古書店の日々ふたたび』を、ついポチリとしそうになるのを必死にガマンの今夜。
1967 国連の「国際観光年」にちなんで、さまざまな行事が行われた。スローガンは「観光は平和のパスポート」。
1 太平洋路線の航空運賃値下げ。
1 テレビの普及率が92.9%に。
3 日航、世界一周便開設。
3 ダンサー150人を香港に密輸出させた芸能プロダクション社長を逮捕。
6 招待旅行が10万円まで認められ、クイズや福引きなどで「香港ご招待」が可能に。
6 免税基準を緩和。これまでの免税基準は、AとBに分けていたが、Aを廃止し、Bに統一した。
A「短期旅行者、近接旅行者」(2週間以内か、香港・台湾など近接地への旅行)
酒1本、香水1オンス、時計1個 免税基準金額2万円
B「その他の一般旅行者」 酒3本、香水2オンス、時計2個 免税基準金額5万円
8 JCBがアメリカン・エキスプレスと提携して、日本初の国際クレジットカード発行。
*60年に交通公社と富士銀行が出資して日本ダイナーズクラブ設立。61年に三和銀行と日本信販がJCB(Japan Credit Bureau)を設立。
11 日航、マニラ線運航開始。
12 英仏が研究を続けてきた超音速機コンコルド完成。
*交通公社が横浜・ナホトカ航路を利用してヨーロッパに行く「ソ連セット」を発売。シベリア鉄道を利用する安いルートなら、10万円前後でヨーロッパまで行けるようになり、若者がヨーロッパをめざして日本を脱出していった。
*交通公社が国内外の新婚旅行キャンペーンを始める。新婚旅行に人気の宮崎に大阪から専用列車が、ハワイには専用機が飛んだ。ハワイ新婚旅行は1組25万円。大卒初任給の10倍程度。
*船旅の料金(P&Oラインズ キャンベラ号4万5000トンの最低運賃)
香港 3万3000円
シンガポール 4万6000円
ペナン 4万9400円
シドニー 7万9000円
ホノルル 8万1000円
サンフランシスコ 10万9100円
ロンドン 17万7100円
参考:片道航空運賃は、香港(5万5950円)、シンガポール(8万9750円)。MM(フランス郵船)の片道最低運賃は香港(2万1000円)、シンガポール(3万1000円)。航空運賃はまだ高く、しかし安い船便がなくなっていく時代が1960年代後半だ。
*大卒初任給が大幅に上昇し、技術系男子2万9750円、事務系男子で2万8750円。最高額の赤井電気は4万3000円。
出版:『青年は荒野をめざす』(五木寛之)/『ベトナム観光公社』(筒井康隆)/『海外留学あなたの番』(蜷川譲)/「あるく みる きく」(日本観光文化研究所)創刊
♪「恋のメキシカンロック」(橋幸夫)/「ブルー・シャトウ」(ブルー・コメッツ)
映画:「シンガポールの夜は更けて」(橋幸夫)/「カリブの花 恋をしよう」(三田明)/「南太平洋の若大将」/「クレージーの黄金作戦」ラスベガスでロケ/記録映画「夜明けの国」(監督:時枝俊江、岩波映画)文化大革命が始まったばかりの中国東北部の記録。/「アルジェの戦い」(イタリア、アルジェリア 監督:ジッロ・ポンテコルボ)
TV:「われらの世界」(NHK).通信衛星を使った世界同時中継番組で、5大陸14か国が参加した。
ラジオ:「ジェット・ストリーム」(FM東海、70年からFM東京、現TOKYO-FM)放送開始。日航提供。
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*メモ ジェットストリーム ナレーション
(いままで何人もがこのナレーション原稿を読んできたが、やはり初代の城達也が群を抜いてすばらしい。深夜にこの放送を聞いて、「いつか、外国に・・・」と夢見た人は少なくないはずだ。なにしろ、飛行機に乗るということが、まだ特別な体験だった時代なのだから。
オープニング
遠い地平線が消えて、深部下とした夜の闇に体を休めるとき
はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は、
たゆみない宇宙の営みを告げています
満天の星をいただくはてしない光の海を
ゆたかに流れゆく風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる夜の静寂(しじま)の
何と饒舌なことでしょうか
光と影の境に消えていったはるかな地平線も
瞼に浮かんでまいります
皆様の夜間飛行のお相手をお共をするパイロットは私、城達也です
エンディング
夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ次第に星のまたたきと区別がつかなくなります
お送りしておりますこの音楽が
美しく、あなたの夢に、溶け込んでいきますように
また明日、午前零時にお会いしましょう
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