『日韓併合期ベストエッセイ集』(ちくま文庫)は期待以上におもしろく、なかでも浅川巧のエッセイがいいので、『朝鮮の膳/朝鮮陶磁名考』(ちくま文庫)も購入。もうブログで韓国のことは書かないのだが、浅川のことが気になって『朝鮮民芸論集』(岩波文庫)も買った。やはりおもしろいから、ついでに浅川の伝記『白磁の人』(河出文庫)を注文したのだが、もうひとつついでに、欲しかった『ブックセラーズ・ダイアリー2』も、ポツリとしてしまった。読みたい本がいくらでもあるのは幸せであるということにして、納得。
1968 1 トルコの滞在が3か月以内ならビザ不要に。
1 交通公社がユーレイルパス発売開始。
3 大阪商船三井の「さくら丸」が、香港、台湾へ出港。
7 交通公社の主催旅行のブランド名を「ルック」に統一。その料金例。ちなみに、この年の小学校教員初任給は、2万4000円。
香港 4日間 12万9000円
台湾 4日間 9万8000円
バリ島と東南アジア 12日間 32万9000円
ネパール・インド・セイロン 16日間 38万4000円
アンコールワットと東南アジア 12日間 26万8000円
お正月ヨーロッパ 17日間 55万8000円
ハワイ臨海学校 7日間 15万8000円(子供)
ハワイミニ 7日間 21万1000円
アフリカ大陸 17日間 63万8000円
海外スキー学校 28日間 33万99000円~
9 ニュー・オリエンタル・エキスプレスが「ジェットツアー」発売。69年に「ジェットツアー」販売のため旅行業者10社が共同出資して世界旅行(のちのジェットツアー)設立。
12 フィリピン観光協会東京事務所開設
*大衆キャバレー「ハワイ」が全国展開を始める。
*コニカが旅行用を意識して、コンパクトカメラのコニカC35を「ジャーニー・コニカ」の愛称で発売し、大ヒット。
出版:『ゲバラ日記』(ゲバラ)/『六か国語会話』(日本交通公社)/「ビックコミック」に、「ゴルゴ13」の連載始める。
♪「青年は荒野をめざす」(ザ・フォーク・クルセーダース)
映画:「リオの若大将」/「夜明けの二人」(橋幸夫)/「さらばモスクワ愚連隊」(加山雄三)/「スパーダースのバリ島珍道中」(スパイダース)/「赤道を駆ける男」(小林旭)。ブラジルでロケ。/「クレージーメキシコ大作戦」/「荒野の渡世人」(高倉健)、オーストラリアでロケ。
1969 2 500人乗りのジェット機「ボーイング747」がアメリカで初飛行。ジャンボジェット時代に入る。
4 外貨持ち出し限度額が、500ドルから700ドルに増額。業務渡航の1日当たり35ドルという制限も撤廃。
6 国税庁の調査が、「海外渡航者の4分の3は観光目的」と発表。
7 韓国国際観光公社日本支所開設
9 新東京国際空港(成田)の建設開始
11 アメリカでジャンボジェット機(ボーイング747)が就航。日本就航は1970年。機体は巨大になったが、航空運賃が高額なため空席が目立った。その対策として、バルク運賃という大幅割引き料金を導入し、路線によってはツアー料金がいっきに半額近くに下がった。例えば、「欧州バス旅行 13日間 29万5000円」のように、20万円台のヨーロッパ旅行が実現した。*バルク(bulk)とは「定量、大量一括」といった意味で、旅行会社が航空機の座席を40席(または25席)を事前に買い取ることにより、大幅な割引率を得る。この割引制度を使うと、従来60万円だったヨーロッパツアーが30万円に、30万円だったハワイツアーが15万円と半額になった。70年代初頭に海外旅行が一気に大衆化し、若いサラリーマンでもボーナスで海外旅行ができるようになった理由のひとつは、ジャンボジェット機の登場である。
11 ハワイ観光局東京事務所開設。
出版:『若い人の海外旅行』(紅山雪夫)、以後白稜社から若者向けのガイドが次々と発売される。『俺様の宝石さ』(浮谷東次郎)、筑摩書房版は72年、文庫版は80年。
♪「フランシーヌの世界」(新谷のり子)/「遠い世界に」(五つの赤い風船)
映画:「ハーイ! ロンドン」(沢田研二)/「ボルネオ大将」(北大路欣也)。ボルネオでロケ/「少年とラクダ」(監督:高橋治)。イスラエルとアラブの少年の物語。イスラエル国境近くで撮影。/「キューバの恋人」(津川雅彦)。キューバ独立10周年にちなんで制作された合作。/「旅に出た極道」(若山富三郎)。香港ロケ。/「栄光の5000キロ」(石原裕次郎)/記録映画「ベトナム」(監督:山本薩夫)/「ニュージーランドの若大将」/「俺たちの荒野」(黒沢年男)。主人公の一人は、アメリカに行きことを夢見て働いている。
TV:「海外レポート」(NHK ~80)