2240話 日本人の海外旅行史 22

 この年表で紹介している映画は、資料を集めて記載したものもあり、8割ほどしか見ていない。出版物は旅行や外国語のガイドブックを除けばあらかた読んでいるから、内容を確認して年表に加えている。基本的に、本を借りて読むことはしないし、旅の本ばかり読んでいるわけではないうえに、あまり本は売らないから、本の山の崩落に絶えず恐れおののく日々で、行方不明の本も数限りなくある。ああ。資料を使って原稿を書くスタイルだから、資料を捨てられないのだ。とはいえ、世の中には本を買うのが趣味という人がいるが、私の場合読むのが好きだから買うだけで、読まないとわかっている本は買わない。まとめて全集を買うとかシリーズものを全巻買いそろえるということをしないから、それほど多くの本があるわけでもない。

 本日のBGMは、ツイスト(日本のバンド名じゃないよ。音楽ジャンルのツイスト)の2枚組アルバム”Twistin’ The Night Away”。そのあとは、”Itzhak Perlman Violin Encores”というやはり2枚組コンピレーションがステレオの前に置いてある。

 さて、年表だ。

1996 3 クルーズ船「飛鳥」が横浜から96日間の世界一周クルーズに出発。料金は360万円から1800万円。飛鳥は2006年に運航を終え、ドイツに売却。代わって、飛鳥Ⅱが就航。 

           4 フレックスインターナショナル(1988年創業)などが、インターネットによる格安ツアーの販売を始める。

          5 FIFA ワールドカップ2002が日韓共同で開催と決まる

       9 北京と香港の九龍間2397キロを結ぶ京九鉄道の営業が始まる。

    10 日航が「スチュワーデス」という呼称をやめて、「フライト・アテンダント」に変更。全日空はHPで「客室乗務員(キャビン・アテンダント)」という表現を使用(2012)。

   12 JTBの子会社「エー・ビー・アイ」が新宿で格安航空券販売店を開く。 

出版:『ロングステイ・ガイドブック』(ロングステイ財団刊)/『猿岩石日記』(猿岩石)。その告発本『猿岩石大ウソ日記』(ヒッチハイク愛好会)/『バックパッカー・パラダイス』(サイトウ夫婦)/『旅のグ』(グレゴリ青山)/『ベトナム低空飛行』(赤瀬川原平)/『タイの田舎から日本が見える』(山下惣一)/『海が見えるアジア』(門田修)/『地球の暮らし方』(ダイヤモンド・ビッグ社)シリーズ創刊。/『サザエさん旅あるき』(長谷川町子)/『消滅 空の帝国「パンナム」の興亡』(高橋文子)/『アフリカへつなぐ夢』(土屋哲)/『旅券は俳句 イタリアよいとこ』(江国滋

映画:「イリ・ポスティーノ」(伊・仏 監督:マイケル・ラドフォード)。イタリアの小さな島が舞台。/「シクロ」(フランス 監督:トラン・アン・ユン)。ベトナムが舞台。/「楽園の瑕」(香港 監督:ウォン・カーウァイ)/「月夜のお願い」(香港 トニー・レオン

TV:「世界遺産」(TBS ~現在)2008年に「THE世界遺産」と変更。/「進め!電波少年」(日本テレビ)のなかで、お笑いコンビ猿岩石が「ユーラシア大陸ヒッチハイクをする」という設定のコーナーが始まる。/ 九州のテレビ局TXN九州(現・TVQ九州)が韓国ドラマ3本を放送。話題のもならず。

 

1997 2 日航がインターネットによる国際線の予約サービスを開始。

            4 近畿日本ツーリストが海外個人旅行を専門に扱う「トラベルマスターズ」説立。阪神航空は3月に同様の会社

を設立している。

      7 HISが、マップ・インターナショナルと四季の旅社と業務提携。

      11 エジプトのルクソール武装集団による襲撃事件が起き、日本人10人を含む63人の観光客と警官が死亡、

85人が負傷。

*97年の日本人出国者数は過去最多の1680万人に。

出版:トラベルジャーナルの「ヨーロッパ。カルチャーガイド」シリーズが99年までに16冊刊行。『トルコ イスタンブルは今日も賑やか』(98)も、ヨーロッパ編で発売。/『アジア・映画の都』(松岡環)/『ベトナムへ行こう』(勝谷誠彦)/『宇宙樹の森』(吉田敏浩)/『コリアン世界の旅』(野村進)/『エジプトが好きだから』(ムラマツ・エリコ、なかがわ・みどり)/『無敵の香港』(まのとまの)/『ヒッチハイカー・ブルース ぼくのユーラシア』(倉松忍)/『ひとりぼっちの地球街道』(新藤幸彦)

映画:「憂鬱な楽園」(台湾・日本 監督:ホウ・シャオシェン)/「ラジュー出世する」(インド 監督:アジズ・ミルザー)/「變臉 この櫂に手をそえて」(中国 朱旭)/「香港大夜総会 タッチ&マギー」(香取慎吾)。香港ロケ/「われらが歪んだ英雄」(韓国 監督:パク・チョンウォン)/「食神」(香港 チャウ・シンチー