2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧
戦後の日本で、GHQの兵士として4年間過ごし、アメリカに帰国して、コーネル大学ホテル経営学部に入学したチャック・フィーニーのビジネス物語を描いたのが、『無一文の億万長者』(コナー・オクレリー著、山形浩生・守岡桜訳、ダイヤモンド社、2009)だ…
キャロルのステージを見たことがあるのに、すっかり忘れていたという話はこのアジア雑語林の151話で書いたが、先日、もうひとつ、有名だがまぼろしのバンドのステージを見たことを思い出した。 1970年代前半のある日の夜、ちょっとした知り合いから電話があ…
旅行や留学や仕事などで外国に滞在している日本人の様子を、日本の大使館員から見たらどう映るのかという興味で、いままで外交官モノの本を何冊か読んできているが、今回は『まじめ領事の泣き笑い事件帖』(西端国輝、文芸社、2006)。この本は、いままで読…
新聞の書籍広告が気にかかった。『阿里山カフェ レシピ・ブック』というその本には、埼玉のカフェだという説明があった。阿里山と埼玉のふたつのキーワードから、「もしや・・」という心当たりがあった。さっそく、ネットで阿里山カフェを調べると、想像した…
たまには、ブログのような文章にしようか。 きのう、ブックオフに行った。資料になりそうな本やCDを選びレジに運び、代金とポイントカードを出した。 「恐れ入りますが、ポイントカードは10月1日から使えなくなりました」 店員と、途中から助っ人に入った…
鶴見良行さんに会ったのは、たった一度だけ、それもわずか1分ほど立ち話をしただけだ。アジア関連のあるパーティーで、知人が紹介してくれて、やっと話をすることができた。1990年の春だったと思う。なぜ、会った時期をはっきり覚えているかと言えば、読ん…