2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
NHKBS「世界のドキュメンタリー ブロードウェイ ミュージカルの街の半世紀」を見た。ブロードウェイ界隈の変遷とそこで繰り広げあられたミュージカルと演劇の戦後史をコンパクトにまとめてあり、いい出来だと思う。ブロードウェイミュージカルにほとんど興味…
そのジャクソンが、「日程の問題」ということで取材できなかった人がいた街だ。 木曜日の夜、ミシシッピー州ジャクソンに着き、金曜日に先方に電話したら、「来週月曜日の朝にならないと来週のスケジュールが決まらない」というので、月曜日にまた電話するこ…
Whopperとは、「バカでかい物」という意味の単語だが、バーガーキングのバカでかいハンバーガーの商品名でもある。私はハンバーガー事情に疎いのだが、多分マクドナルドのビッグマックに対抗する商品なのだろう。 今、ネットでバーガーキングのワッパーを調…
1980年の取材旅行では、ガイドブックは持っていなかった。観光旅行ではないので、英語の旅行ガイドを買っても使わないと思ったからだ。資料は小さな地図だけ、ノートには取材先の住所を書いていた。インタビューしても、メモを取らない。話を聞いたら、でき…
バスに食べ物や飲み物の持ち込みが禁止されていたとは思えないのだが、少なくとも私は何も持っていなかった。いまなら、ペットボトル入りの水が常にバッグに入っていると思うのだが、あのころは小さな子供を連れた親でもなければ、アメリカ人は水を持って移…
◆刺身 ニューヨーク市まであと数時間というあたりだから、ペンシルバニア州の街だろう。満席に近い状態で、私の隣りの席に座ったのは20代前半くらいの黒人女性だった。しばらく雑談した後、私が日本人だと知ると、「前から気になっていることがあるんだけど…
1980年のアメリカ取材旅行中に出会った食べ物で、「あれはうまかったなあ」というものはほとんどない。「ちょっといいね」という程度ならいくつかあり、その中のベストはコーンチップスかもしれない。トウモロコシの粉が原料のポテトチップス状のもので、ア…
長距離バスには貧乏人と軍人が乗っていた。軍人は入除隊や休暇で、自宅から部隊へ、部隊から自宅への移動に利用していたのだ。だから、アメリカ映画の兵隊モノには、グレイハウンドバスがよく登場する。刑務所から出所するシーンにも、グレイハウンドバスの…
グレイハウンドバスに乗っているのは、貧乏人と軍人と旅行者だった。有色人種率は高かったと思う。あのころのバスの車内風景が脳裏に浮かび、思い出すことがいくつも沸き上がってきた。 運転手は出発のアナウンスのあと、必ずしゃべていたのは、「タバコ以外…
録画したままになっていた「ワールド・トラック・ロード」(NHK)を見た。アメリカの番組の日本語版ではなく、日本のオリジナル番組だが、長距離トラックの助手席に乗せてもらって旅をするという番組は、日本のBSでも放送していたから、企画に目新しさはない…
トラベラーズ・チェック(TC)といっても、旅行用小切手といっても、若い人には何のことかわからないだろうが、サインをすれば現金のように使える小切手だ。クレジットカードも持てない旅行者や、持っていてもカードが使えるような宿には泊まらないという個…
名所旧跡に興味がないし、USJなどの施設にも興味がない。では美術館や博物館はどうか。美術に関心がないから、どのような分野であれ、行く気はない。博物館も、東京・京都・奈良・九州の国立博物館は実は美術館で、それが「国宝」であれ、「国宝クラス」であ…
昔むかしの能登取材旅行を思い出しながら文章を書いていたら、さまざまな思い出がよみがえり、そのなかに「カメラマン」にまつわる話もいくつかある。 能登ボラ取材とは別の機会に、輪島の朝市取材に行った。撮影前日に打ち合わせたように、夜明け前の暗いう…
その昔に体験したある旅の話をいつか書きたいと思っていたが、それがどこのことか思い出せないでいたのだが、天下のクラマエ師のツイッター(5月26日)に、能登・穴水町の「ぼら待ちやぐら」の記事が出ていて思い出した。そうだ、そこだった。 ボラの取材で…
その年の4月は北海道にいた。取材旅行だ。知床の羅臼(らうす)に行った。ちょっと山に入ると、まだ雪があった。羅臼のあと南下し、尾岱沼(おたいとう)に行った。午後標津(しべつ)に戻り、遅い昼飯をとろうと店を探し、食堂に入った。壁に貼ってあるお…