1345話 スケッチ バルト三国+ポーランド 64回

落穂ひろい その3 ■フランク・ザッパ・・・リトアニアの首都ビニリュスのホロコースト展示館を見た後、これからどこに行こうかと市内地図を眺めていたら、すぐ近くに「フランク・ザッパ像」があることがわかり、行ってみることにした。 ロックにほとんど興…

1344話 スケッチ バルト三国+ポーランド 63回

落穂ひろい その2 ■民族と国籍・・・エストニアの首都ビリニュスの一角にウジュピス共和国がある。バチカンのような独立国ではなく、いっとき日本ではやった「○○王国」とか「○○村」といったようなものだ。あのあたりは元々は治安が悪い地区だったが、家賃が…

1343話 スケッチ バルト三国+ポーランド 62回

落穂ひろい その1 そろそろこの旅コラムも終わりに近づいた。これから何回かにわたり、1回分には足りない小ネタを、落穂ひろいのように拾い集めてみた。 ■共産党時代・・・バルト三国やポーランドがソビエトの支配を離れて自由を得たのは1990年代初めだか…

1342話 スケッチ バルト三国+ポーランド 61回

ラトビアの映画 今回の旅に出る前、バルト三国の資料を探していて、ラトビアと日本合作映画があることを知った。これだ。 映画「ふたりの旅路」(2016年 ラトビア・日本合作) https://eiga.com/movie/86530/video/ おもしろそうな映画ではないが、格安なら…

1341話 スケッチ バルト三国+ポーランド 60回

ラトビアと音楽 リーガの休日、公園で民族ダンスの発表会をやっていて、じっと音楽に耳を澄ましたのだが、それほどおもしろい音ではない。 魅力的な音楽が流れてくるかと期待して待っていたのだが、残念ながら・・・。 今回の旅も、アエロフロート利用だから…

1340話 スケッチ バルト三国+ポーランド 59回

食べる話 その8 買いたかった このコラムでリーガの話を何度も書いているからだと思うが、アホのYahooから、サッカーのリーガ・エスパニョールの配信広告のメールが来た。もちろん配信を希望したことはない。得意の、嫌がらせである。いちいち配信停止の手…

1339話 スケッチ バルト三国+ポーランド 58回

食べる話 その7 非ヨーロッパ料理 チェコのプラハと比べると、バルト三国の首都もワルシャワも、外国料理店の数は圧倒的に少ない。プラハでは手軽に安く食べられたピザとケバブの店が、バルト+ポーランドでは目立たないのだ。ベトナム料理店や中国料理店は…

1338話 スケッチ バルト三国+ポーランド 57回

食べる話 その6 立ち食い フランス料理店を立ち食いにして、回転率を上げることで、高価なフランス料理を安く提供するというコンセプトで生まれた俺のフレンチを、中国でやりたいと考えた中国人がいたが、開店した当日から立ち食いが拒否され、椅子を用意す…

1337話 スケッチ バルト三国+ポーランド 56回

食べる話 その5 ツェペリナイ 芸人ヒロシが出演しているテレビ番組、「迷宮グルメ 異郷の駅前食堂」(BS朝日)が好きで、昨年の第1回放送からHDDに録画して見ていて、見終わっても「削除」する気になれず、DVDに録画してすべて残している(再放送が多いの…

1336話 スケッチ バルト国+ポーランド 55回

食べる話 その4 サラダ どこの国のカフェテリアに行っても、サラダが目につく。サラダだけの食事をしている女性を見かけるのも珍しくない。ジャガイモやパンが入っているサラダだと、私もそれだけで昼飯にすることがある。ちなみに、いままでヨーロッパのい…

1335話 スケッチ バルト三国+ポーランド 54回

食べる話 その3 冷たいボルシチ 今回の旅でもっともうまいと思ったのは、ピンクの冷たいスープだ。初めて見たときは、人口着色料を使ったような鮮やかなピンクで、気味が悪いと思ったのだが、気温が30度を越えた暑い日に、日本のコンビニなどにもよくあるガ…

1334話 スケッチ バルト三国+ポーランド 53回

食べる話 その2 好きな場所 その2 ヨーロッパ中部北部東部の料理、例えばイギリスやドイツ周辺諸国など、どうも評判が悪い。ありていに言えば、「まずい」という評判が高く、私も「そうだろうな」と思っていたが、近頃、「それは違うな」と思い始めた。「…

1333話 スケッチ バルト三国+ポーランド 52回

食べる話 その1 好きな場所 その1 今、旅を終えて、「ああ、あそこはよかったなあ」と思い出すレストランがいくつかある。 まず、リーガ市役所地下のDailyだ。誰でも利用できるカフェテリア式の食堂で、リーガ市民によく知られたところだ。あらかじめ作っ…

1332話 スケッチ バルト三国+ポーランド 51回

ホットドッグと「どうぞ」と歯医者 昨日も歯医者に行った。旅から帰ってすぐに通い始め、昨日で一応の区切りがついた。長い治療だった。 そもそもは、この写真のホットドッグだ。 このホットドッグが高くついた。 リーガに着いてすぐのことだった。近所のコ…

1331話 スケッチ バルト三国+ポーランド 50回

自主管理労組「連帯」 ワルシャワ中央駅の北側は、ゴチャゴチャした住宅地だったり、スターリンの権威を見せつめる文化科学宮殿のような大建造物があったり、戦後に復元した「旧市街」があったり、ガラス張りの高層ビルがあったりと様々な顔を見せるのだが、…

1330話 スケッチ バルト三国+ポーランド 49回

リーガの鉄道博物館 前回、私は自動車マニアではないと書いたが、鉄道車両マニアでもない。だから、ただ車両が並んでいるだけの鉄道博物館では感激しないのだが、ここは違った。この博物館の日本語サイトでは「鉄道歴史博物館」と紹介されているが、ラトビア…

1329話 スケッチ バルト三国+ポーランド 48回

リーガの自動車博物館 リーガ郊外にある自動車博物館は、小規模なものだろう予想し、まさにその通りだった。小さくても、共産圏自動車博物館だと、それはそれでおもしろいだろうと思ったのだが、そういう自動車の大博物館でもなかった。それでもちょっとおも…

1328話 スケッチ バルト三国+ポーランド 47回

ワルシャワの自動車 天下のクラマエ師こと、蔵前仁一さんのツイッター(9月20日)に、その昔、中国で撮影した正体不明の自動車の写真が出ていて、すぐさま旧車マニアからの投稿でその車は「ワルシャワ203」という車だとわかったという顛末が載っている。私…

1327話 スケッチ バルト三国+ポーランド 46回

地下鉄で行った郊外 ワルシャワには地下鉄が2路線走っている。そのうちのM1線に乗った。この日、バスもトラムも地下鉄も1日乗り放題のキップを買ったから、トラムに続いて地下鉄にも乗ってみようと思ったのだ。日本円で書くと、トラム1回乗車で120円。乗り…

1326話 スケッチ バルト三国+ポーランド 45回

トラムに乗って その2 トラムが好きだ。トラムが走っている程度の大きさの街が好きだ。日本でも、機会があればトラムに乗っている。若狭に用が会った時、わざわざ遠回りして福井市経由にしたのは福井鉄道福武線に乗りたかったからだ。乗りたいがまだ乗って…

1325話 スケッチ バルト三国+ポーランド 44回

トラムに乗って その1 今回から、しばらく乗り物の話をする。機械の話を掘り下げる気はさらさらないので、乗り物スケッチである。まずは、トラム(路面電車)の話から。 年に何回か会って雑談をする元新聞記者の知人がいる。彼は現役時代、いくつかの街で特…

1324話 スケッチ バルト三国+ポーランド 43回

最北地点 いままで行った街の中で、もっとも北にあるのはモスクワだった。北緯55度45分だ。今回のコラムで何度か書いているように、この時のモスクワは、横浜からロンドンに行く片道ツアーに参加したときに立ち寄った都市で、モスクワに行きたくて行ったわけ…

1323話 スケッチ バルト三国+ポーランド 42回

危機一髪 リーガのわが宿はリーガ駅の正面にあり、宿から駅方面に行くには、横断歩道を2か所渡って行くルートと、横断歩道とは反対方向にちょっと歩き地下道で駅方向に行くルートがある。 ある日の夕方、駅から地下道を使って宿に戻る途中、階段を上がってい…

1322話 スケッチ バルト三国+ポーランド 41回

スターリン・ゴシック プラハの旅行記で、1950年代に建てられた偉そうな建物のことを書いた。 1232話(2019年2月2日) https://maekawa-kenichi.hatenablog.com/entry/2019/02/02/101744 プラハのスターリン・ゴシック、インターナショナル・ホテル。1951年…

1321話 スケッチ バルト三国+ポーランド 40回

リーガ 19世紀から20世紀の建物 アール・デコがあるのかな? 19世紀末から20世紀初めにかけて流行したアール・ヌーボーのあと、鉱物をイメージさせる幾何学的デザインを基調としたアール・デコが話題となる。時代的には1930年代あたりからだ。アール・デコは…

1320話 スケッチ バルト三国+ポーランド 39回

リーガ 19世紀から20世紀の建物 アール・ヌーボー 19世紀の末にフランスで始まったアール・ヌーボーは、「新しい芸術」という意味で、植物の曲線をモチーフにしたデザインが特徴。アール・ヌーボーの建築はプラハが有名だが、リーガのアルベルタ通り周辺にも…

1319話 スケッチ バルト三国+ポーランド 38回

木造住宅 その4 ラトビアの首都リーガから鉄道で30分ほど西に走ると、バルト海の保養地ユールマラに出る。気温は30度を越えていても海水温は低いようで、行楽客の目的は海で泳ぐことではなく、太陽の熱に体をさらすことである。水につかる人は皆無ではないが…

1318話 スケッチ バルト三国+ポーランド 37回

木造住宅 その3 街で見かける木造住宅は古い家だ。郊外の新築住宅だと、外壁をモルタル仕上げにしている家もあるので、木造かレンガ造りかは道路からちょっと見ただけではわからない。新築も木造という住宅があるだろうかと思いつつ散歩をしていたら、エスト…

1317話 スケッチ バルト三国+ポーランド 36回

木造住宅 その2 角材で建てたように見える家はどのように建てたのか。その謎は、すぐに解けた。古ぼけて、家の壁が壊れかかっているところを観察すると、丸太を積んだのではなく、板張りだ。こういうのを、下見板張りという。 下見板に注目して、証拠写真を…

1316話 スケッチ バルト三国+ポーランド 35回

木造住宅 その1 建築の話を今しばらく続けたい。 バルト三国の旅はラトビアのリーガから始まったのだが、いままでのヨーロッパの街とはちょっと違うぞと思い、エストニアやリトアニアを旅すれば、その印象がより強くなった。都市部に木造住宅がいくらでもあ…