2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧

1927話 『タイ日大辞典 改訂版』 その3

タイ語研究者やタイに関心を持つ者たちが敬愛を込めて『冨田辞典』と呼ぶ『タイ日辞典』あるいは『タイ日大辞典』が、他のタイ語辞典と明らかに違うところは、まずボリュームである。仏教用語や王室専用語、そして動植物名や市井の俗語卑語も網羅し、タイ事…

1926話 『タイ日大辞典 改訂版』 その2

『タイ日大辞典 改訂版』は、ページを開けば、字が大きくなったのがわかる。読みやすくなっている。指をページに伸ばせば、紙が厚くなったのもわかる。総ページ数は、1997年版が2330ページほどなのに対して、改訂版は1630ページ程度になっている。つまり、70…

1925話 『タイ日大辞典 改訂版』 その1

出版社めこんから、重い箱が届いた。本の注文はしていないから、中身に心当たりがはい。箱を開けると、出たばかりの『タイ日大辞典改訂版』が入っていた。めこんの桑原さんのご厚意で贈ってくださったのだ。買おうかどうか迷っている人にうらまれそうな幸運…

1924話 『世界の食卓から社会が見える』について考える その5

■日本の野菜は水っぽい? 第7章1話に、野菜の水分量の話が出てくる。私には、この項がもっとも興味深かった。日本の野菜が「水っぽい」、「薄い」と言われる理由を、気候条件、土壌、栽培方法、品種の観点から検証するというのが、この項の内容だが、長く…

1923話 『世界の食卓から社会が見える』について考える その4

■サバ缶 「世界のサバ缶30種を食べ比べてみた」というコラムがある。「世界のサバ缶」がテーマなら、必ずあるはずのGEISHAブランドのサバ缶の話がない。どうしたわけだ。 1975年のアムステルダム。いつものように安宿に泊まる貧乏生活をしていた。そのころの…

1922話 『世界の食卓から社会が見える』について考える その3

■ベトナムの精進料理 第1章3話と第4章2話で、ベトナムの精進料理の話をしている。ひとつ不満だったのは、ベトナムの食文化のなかで、精進料理がどういう位置にあるのかという解説がないことだ。ベトナムで精進となれば、小魚を原料にしたヌクマムヤ、ア…

1921話 『世界の食卓から社会が見える』について考える その2

■トウモロコシ 第1章の2話は、メキシコのタコスの話。トウモロコシの粉を使った薄焼きパンをトルティーヤという。餃子の皮よりもやや大きいトルティーヤに野菜や肉をのせて二つ折りにしたものをタコスという。この項の主張は、メキシコ人の主食となってい…

1920話 『世界の食卓から社会が見える』について考える その1

「世界一おいしい社会科の教科書を作りたい」という思いで書いたという『世界の食卓から社会が見える』(岡根谷実里、大和書房、2023)を読んだ。お料理本ではなく、旅先で食べた料理写真集でもなく、旅先の食文化を調べて書くいう点では私の興味と同じなの…

1919話 デジタル機器と旅 その3

スマホがあれば、何でもできる。観光情報を得るのはもちろん、宿や鉄道・バス・飛行機・船など交通機関の予約ができる。美術館・博物館などの予約ができる。高級レストランの予約もできる。スマホがあれば、例えば今後5週間のスケジュールがあたかも団体旅…

1918話 デジタル機器と旅 その2

このコラムのタイトルが「デジタル機器と旅」で、「スマホと旅」にしなかった理由は、私はスマホは持っていないが、パソコンを使って旅にインターネットを利用しているからだ。記憶の糸をたどると、格安航空券販売会社に出向いて航空券を買った最後は、多分2…

1917話 デジタル機器と旅 その1

個人旅行にスマホは必需品になっているということは気がついていた。 コロナ直前の旅でも、スマホを持っていないと旅先でエラク苦労することはわかっていたので、「帰国したらスマホを買うか」と覚悟し、楽天かソフトバンクかなどと情報を集めていたら、コロ…

1916話 雑話 その2

■正当な差別 LGBT法案の原案にあった「差別は許されない」という文言を、「不当な差別はあってはならない」と改めよというのが、自民党など右派の主張だった。「それなら、正当な差別はあっていいのか?」というツッコミを口にする人はいたが、それ以上言及…

1915話 雑話 その1

■業務スーパー ウチから比較的近い場所に業務スーパーが進出して、立ち寄ることが多くなった。「まあまあ」という評価の商品が多い。ココナツミルクなどアジアの食材がある程度そろっているので、遠いカルディに行かなくても済むから便利だ。そんな商品の中…