2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧
バルセロナに何点 スペイン最後の日、バルセロナの空港で飛行機の出発時間を待っているときに、バルセロナ観光協会のアンケート調査を受けた。紙の調査票ではなく、調査員のスマホに答えを入力していくんですねえ、今時は。「どこの国から来たか」、「バルセ…
雑話いろいろ その11 ■宿にテレビがあれば、夜はテレビを見ることにした。広告やニュースなどおもしろい画像が見られると期待したが、印象に残るCMはなかった。そこで、「CMからスペインを見る」という発想をやめて、音楽だけに注目した。なにも情報がないま…
雑話いろいろ その10 ■アンダルシアの街マラガのたそがれ時に、居心地のいい喫茶店にたどり着いた。チェーン店らしく、大きな店舗だがほぼ満席だった。メニューを見ると、コーヒーに「アメリカーノ」があって、実際に目の前に現れると、ミディアム(2.50€)…
雑話いろいろ その9■『バルセロナ紀行』(石川義久、批評社、1992)を読んだ。今日のバルセロナの都市計画はセルダ(イルデフォンス・セルダ・イ・スニエ 1815~1876)の案によるものだという話はすでに知っていたが、バルセロナのように格子状に作られて街は…
雑話いろいろ その8 ■ここ何年かのことだろうと思うのだが、なぜか台湾とモロッコに人気が集まっているようで、その中心はおそらく20代後半から30代前半くらいの女性ではないかと思う。西ヨーロッパとアメリカやカナダ以外の国に日本人団体旅行客の注目が集…
雑話いろいろ その7 ■スペインの唯一にして巨大なデパートチェーンが、コルテ・イングレス(El Corte Inglès)だ。以前は、ガレリアス・プレシと言うデパートもあったが、経営危機に陥り、1995年にコルテ・イングレスが買収した。コルテ・イングレスを英語に…
雑話いろいろ その6 ■韓国人や台湾人や中国人の団体旅行客を見ていると、いつの日か、彼らに混じってインド人観光客がぞろぞろと世界の街を歩くようになるのだろうかとふと思った。中国のように経済状況が向上し、中産階級が増大すると、海外旅行をしようと…
雑話いろいろ その5 ■モロッコの市場を歩くと、沙漠地帯にある内陸の都市でさえ、食材が豊富なことに気がつく。魚も、イワシ、アジ、タチウオがあり、イサキに似た魚もあった。野菜では、日本のスーパーにあるもので、モロッコの市場にないのは、ゴボウとモ…
雑話いろいろ その4 ■この旅物語の第20回で「観光地は嫌いだ」と書いた。矛盾するようだが、突然,遠景に姿を見せる特異な建造物に見とれることはある。ある日のこと、地下鉄グロシアス駅近くからセントロ(中心地)方面にどうやって帰ろうかと考えた。すで…
雑話いろいろ その3 ■「あれ?」と思う構成の本を見つけた。『ヨーロッパ・カルチャーガイド 6 スペイン』(ECG編集室編、トラベルジャーナル)だ。この本は、1997年の発売にもかかわらず、従来の「アンダルシア&マドリード」という構成で、カタルーニャも…
雑話いろいろ その2 ■1930年代のスペイン市民戦争以後、独裁政権ゆえにほかの西欧世界から相手にされないスペインは、長らく経済的にも打つ手なしの状況だった。そこで、1960年代に入って、観光で外貨を稼ごうと考えた。”Spain is different”というのが、当…
雑話いろいろ その1 旅行をして、「行った。撮った。書いた」というだけの旅行記が今のトレンドなのだろうが、行っただけでおもしろい旅行記を書きあげる力は、私にはない。だから、原則として1回読み切りの話題でこの連載を続けてきた。さて、ここからは…
蚤の市 バルセロナ最後の日は、旅の最後の日でもあった。午後1時ごろまでに空港に着いていればいいので、午前中はゆっくり過ごせる。いつものように早起きして、いつもの店で朝食を食べて、地下鉄で蚤の市に向かった。以前にトラム(路面電車)遊びをやった…