2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

516話 タマキングから、あの小松義夫さんと「建築家なしの建築」

蔵前仁一さんの最新刊『あの日、僕は旅に出た』(幻冬舎)の出版記念パーティーで、タマキングこと宮田珠己さんに会い、世の中の変な物探しの話をした。世の中だけでなく、出版界もわからないなあと思ったのは、変な物本を書いている宮田さんの本の中では、…

515話 鈴木明が書いた台湾

日本人が書いた台湾の本と言えば、鈴木明を語らないわけにはいかない。 鈴木明と言えば、一般的には『「南京大虐殺」のまぼろし』の作家として知られているのだろうが、私にとっては台湾を教えてくれた人である。台湾について何も知らなかった私に、基礎知識…

514話 台湾の本

久しぶりに台湾に行こう考えている。いままでだって、行きたいとは思っていたのだが、諸事情により行く機会を逸していた。80年代初めに行ったのが最後だから、もう30年も行っていないことになる。その間、台湾経由でタイに行ったことがあるが、途中降機がで…

513話 無視しているわけにはいかなくなった

「英語にはゼノフォービア(xenophobia)という言葉があって、外国人恐怖(嫌悪・排斥)症などと訳されますが、私はこの感情が日本人には見事に欠けていると思います」という文章があって、こんな本は無視すればいいやと思っていたのだが、アマゾンの読者評…

512話 塩なしの食事のことなど

A地点からB地点にただ移動するだけの横断旅行や縦断旅行には興味がない。それがどれほど過酷な旅であろうと、目的地に向かって移動するだけの旅には興味がない。 いつも思っていることを話しているうちに、「ちょっと、まずいかな」と思った。今、目の前に…

511話 さらに、またまた棟方本、もう1冊 

前回紹介したスーパーマーケットの本がなかなかおもしろいので、この著者はスーパーマーケット以外にどんな本を書いているのか気になってアマゾンで調べたら、あれまあ、こんな本が最近出ていたんですねえ。知らなかった。ここのところ建築関連の本はまった…