2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

880話 イベリア紀行 2016・秋 第5回

イベリア半島 ミラノと同じか、あるいはミラノよりは暖かい場所にしようと考えた。ミラノの北ではなく、西に注目すれば、イベリア半島がある。ミラノからマドリッドに飛んだらどうだと航空運賃を調べたら、高い。ミラノ経由にしないで、日本から直接マドリッ…

879話 イベリア紀行 2016・秋 第4回

イタリア北部案急浮上 申し訳ないが、旅行先を決めるグダグダ話に、もう少しおつきあいいただきたい。どこに行こうかとあれこれ調べ、考えている時間が好きなので、こういう話が長くなるわけで・・・。 アジアをやめたら、ヨーロッパか。イタリアはどうか。 …

878話 イベリア紀行 2016・秋 第3回

インドか、それともスリランカ インドに行こうかと、ふと思った。最後に行ったのが1978年だから、大昔だ。それ以後、長い間インドに行きたいと思ったことがない。昨年のことだが、ふと「インド!」という国名が頭に浮かび、ちょっと行きたくなりビザ事情を調…

877話 イベリア紀行 2016・秋 第2回

アムステルダムは、寒いだろうなあ 私の好奇心は、希薄かつ脆弱しかも狭小だとは思いたくないのだが、「どこに行こうかなあ・・・」と考えると、いつも同じ街しか頭に浮かばない。行きたい街はそれほど多くないのだ。訪問国の数を増やしたいなどという欲望は…

876話 イベリア紀行 2016・秋 第1回

ポルト 鉄の橋が好きだ。美しい鉄の橋を見ると渡りたくなってしまう癖(へき)というものが私にはあって、サンフランシスコのゴールデン・ゲイト・ブリッジの下を船でくぐったら、もっと近くで見たくなり、目の前で見たら渡りたくなり、歩いて渡った。帰りは…

875話 カツオとマグロ

それは、スーパーでツナ缶の材料表を見ていたときだった。ツナ缶なのに、材料は「マグロ/カツオ」とある。ツナ(Tuna)はマグロで、カツオはBonitoだというくらい私でも知っている。だから、ツナ缶にカツオが入っていたら規則違反だろう。しかし、堂々と表記…

874話 化粧の話から病室と加湿器

テレビで小津安二郎の「晩春」(1948年)を見た。ウィキペディアによれば評判の高い映画らしいが、私はおもしろいとは思えなかった。あまりおもしろくないと思いながらも最後まで見たのは、1948年の日本を見たかったからでもある。古い映画はタイムマシーン…

873話 ちょうどいい長さの文章

旅から帰国したが、例によって旅行記の下準備を始めている。調べなければ書けないことが多いし、読んでおきたい本もあって、何冊か注文している。そういうわけで、もし旅行記を期待しているような方がいらっしゃるなら、しばし待たれよ。その間、つなぎに、…