2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

125話 愛人問題と言論の自由

時間がたつのは早いもので、かの宇野総理辞任事件があったのが1989年だから、もう 16年たったということになる。じつは、今、あの事件がいつだったか現代史年表で調べる前に、パソコンで検索してみた。試しに「愛人 指三本」をキーワー ドにすると、ど…

124話 なかなか本が読めない理由

ここ数年、本を読む速度が確実に落ちた。これには、ふたつの理由が考えられる。 まずは、目の問題だ。目の体力とでもいおうか、あるいは目の持久力とでもいうか、長時間というほど長い時間でなくても、じっと活字を見つめているのがつらくなってきたのだ。も…

123話 編集者の喜び

神田の東京堂だった。嵐山光三郎の『古本買い 十八番勝負』を見つけて、すぐ買おうとは思った。だが、新書はウチの近所の小さい書店で買ってやろうと思ってあとまわしにした。 帰路、その近所の書店に寄ったのだが見つからない。版元を確認しなかったが、あ…

122話 アフリカと白石顕二さん

2005年7月1日の新聞に、知り合いの死亡記事が出ていた。アフリカの映画や音楽などを日本に紹介してきた白石顕二さんが、6月22日午前11時20分に急性心筋梗塞で武蔵野市の病院でなくなったという記事だった。59歳、やりたいことがまだまだあっ…