2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2042話 続・経年変化 その8

音楽 8ロックンロール フランスやイタリアの歌謡曲を聞いていた時代から長い時間が流れ、1990年代末から中古CD店に通うようになり、2010年代に入って、アマゾン遊びをするようになり、膨大な出品品から次々にCDを買うようになった。大人買いをするカネはない…

2041話 続・経年変化 その7

音楽 7 カンツォーネ 歌をフランス語ではシャンソン(chanson)、 イタリア語ではカンツォーネ(Canzone)というのだが、日本では限定的な意味でフランスの歌謡曲がシャンソンで、1960年~70年代イタリアの歌謡曲をカンツォーネと呼んでいる。カンツォーネ…

2040話 続・経年変化 その6

音楽 6 フレンチポップ 私の世代では、小学校6年生から中学生で、ベンチャーズやビートルズに出会い、高校時代はロックやフォークを聞き、ギターを買う。その時代に始まった深夜放送をよく聞いていた少年少女たちの過半数はフォークを聞き、英米のロック&…

2039話 続・経年変化 その5

音楽 5 なつかしい音楽 2 アメリカの歌の次によく耳にしていたのは、シャンソンだった。シャンソンは好きではないというより、苦手な部類に入る音楽ジャンルで、中村とうようが「大げさに歌うシャンソンが嫌いだ」というようなことを書いていて、「そうそう…

2038話 続・経年変化 その4

音楽 4 なつかしい音楽 1 一般的な話だが、生涯でもっともよく音楽を聞き、音楽に関心を持つのは中高校生時代だという説がある。人によっては10代だという説もあり、「中学入学から10年」という人もいる。英語のティーンエイジ(13歳から19歳まで)という…

2037話 続・経年変化 その3

音楽 3 ムード歌謡とムード・ミュージック ふたたび、CDの大全集の話を続ける。 ある日、「懐かしのムード歌謡」のCD大全集の広告を見つけた。ムード歌謡はキャバレーやカラオケでのデュエットというイメージがあり、苦手だと感じていたのだが、そうでもな…

2036話 続・経年変化 その2

音楽 2 歌謡曲 歌謡曲は好きだが、演歌はあまり好きになれないというのが、私の趣味の範囲だ。 だから、島倉千代子や西田佐知子やちあきなおみやザ・ピーナッツなどは好きだが、演歌は、どうも・・・。だから、「なつかしの歌謡曲大全集」で、戦前から1960…

2035話 続・経年変化 その1

音楽 1 大全集 趣味嗜好の経年変化の話を書こうとアイデアをひねり出していたら、2022年7月の1770話以降20回にわたって連載していたことを発見した。自分が書いた文章を「発見」だなんておおげさだと思うかもしれないが、ホントに覚えていなかったのだ。20…

2034話 履歴書

少年時代、へそ曲がりだからか、それとも目立ちたがり屋だからか、他人と同じような行動や考えをするのはつまらんと思っていたフシがある。20代になって植草甚一を読み、「他人のマネをして生きていくのはつまらない」といった意味のことが書いてあって、「…

2033話 旅の郵便

旅行者の多くがカメラを持っているのが普通になったのは、いつごろからだろうか。 かつてカメラは非常に高価な商品で、1959年に36枚撮りフィルムで72枚撮影できるハーフサイズカメラが登場した。オリンパスペンの定価は6800円で、「安くなった」と評判だっ…

2032話 読書ノート その2

『ドイツ人の家屋』(坂井洲二、法政大学出版局、1998)は予想をはるかに超えて、読み応えのある本だった。その理由は、著者が建築研究者ではなく民俗学者だからだろう。私は日本のことしか考えない民俗学者をあまり評価をしていなかったが、著者はドイツに…

2031話 読書ノート その1

本を読んで付箋を貼った部分の話をする。その本の内容などは、ネット情報で各自調べていただきたい。 『「その他の外国文学」の翻訳者』(白水社編集部編、白水社、2022)は、翻訳者たちが書いた文章を集めたものだと思って買ったのだが、聞き書きだった。WE…

2030話 ウソはうまくつけ

あれはたぶん韓国ドラマ「ミス・ハンムラビ」(2018)だったと思うが、ソウルの歩道で、主人公が横断歩道を渡ろうと立ち止まると、その背後にカフェらしき店が映り、看板に“VIVANT”とあったような気がしたが、第何話だったかも覚えていないから、確認はして…

2029話 学校とスポーツ

日大アメフト部の問題がマスコミで取り上げれられても、学校と体育会運動部をテーマに語った例を見ていない。スポーツは、マスコミでは社内の運動部(あるいはスポーツ部)が担当するからスポーツ界に不利なことは報道しない。政治部が議員や政党と密着(一…