パンソリを聴きたい気分だったので、パソコンの電源を入れた。パンソリは朝鮮の伝統的語りもの芸で、節をつけて物語を語っていくもので、私は「ちょっと好き」という程度なので、CDはまだ持っていない。YOUTUBEで「パンソリ」と検索すると、以外にもヒット数は低かった。カタカナで検索しても、数十件くらいはパンソリ関連の音源があるだろうと思ったが、わずか数件だけだった。
その数件を見て、「ほかに何か・・・」と探すと、韓国のテレビドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い」の挿入歌を、朝鮮の伝統楽器をバックに歌っているライブ映像があり、さらに、中国の伝統楽器で同じ曲を演奏している映像もあった。ひき続きおもしろそうな映像がないか探していると、タイの伝統楽器ラナートやキムらしきものを演奏しているらしい写真が見え、悪い予感がした。その映像を見ると、まさにタイの楽器で韓国のテレビドラマの音楽を演奏するというものだが、悪い予感が的中してしまい、恐ろしくヘタな演奏だった。しかし、韓国のドラマがそういうところまで影響を与えているという資料にはなる。
人によってYOUTUBEの使い方はいろいろあるだろうが、私の場合は調べ物とラジオ代わりだ。調べ物というのは、例えば世界のさまざまな民族の食事の仕方や料理の仕方を調べたりするのに重宝している。静止画ではわからないことが、動画なら手にとるようにわかる。ラジオ代わりというのは、好きな曲を検索すると、さまざまなバージョンで聴ける。こんな人が、こういう歌を歌っているんだという発見が楽しい。とくに、ジャズのスタンダードナンバーをさまざまな演奏で聴けるし、気にいったものがあれば、ネットショップなどでCDを入手できるかどうか調べる。
そういう話を書きだすときりがないので、今回は手短に、おすすめを、ちょっと。
深夜遅く帰宅して、ちょっと心と体を落ち着けたいとき。
もうそろそろ寝る時間だが、もうちょっとぐずぐずしていたいときにぴったりの曲をジャズとクラシックから。
ジャズからはLynne Arriale(リン・エリエール) http://www.youtube.com/watch?v=TgbTPDVbh7o
この”Arise”が気に入ったら、Home, Twilight, Flamencoなどを聴いてみてください。大天才というピアニストではないが、品があって、ちょっといい。
次はクラシックの大天才の、この演奏です。イツァーク・パールマンです。
Perlman play's Rachmaninoff 's vocalise
http://www.youtube.com/watch?v=h7UZhorAki4
こういう聴き比べができるのが、楽しい。